なんどもなんどもトライする経営者
ニュース 更新:2005.08.23(火)
T社は受注型生産を主とする中小製造業者です。ずっとお客様の注文依頼を受けてから生産する方式を採っていましたが、バブル経済崩壊以降、受注が急激に減り、売上も激減、その後も何とかがんばってきましたが、事業の転換を迫られていました。
そこで、T社は「自ら製品開発をして、独自の製品や技術を売り込む」という方針を打ち出しました。それまでに培った技術力は素晴らしいものです。社長をはじめ、従業員が一体となってアイデアを出し合い、さまざまな製品開発を行いました。そんな時、顧問税理士から「補助金を申請してみたらどうですか?」という提案を受け、私に相談にみえたのです。
ヒアリングしたところ、確かに技術力は素晴らしそうです。銀行もT社の技術力を評価して、融資しています。そこで、現在実施中の技術開発について補助金・助成金を申請することを提案しました。
残念ながら結果はダメでした。しかし、それからの社長の粘り強さは目を見張るものがありました。その後も継続してご自分で申請書を作成し、年に2~3つの制度を申請し続けました。結果は初年度、2年目も全滅でした。
「吉田さん、なかなかもらえないものなのですね...」と少々お嘆きのご様子でしたが、それからも申請し続ける意思は変わりません。そこで、再度私も申請書作りに協力し、3年目にも3つの制度に申請しました。その結果、ある制度から500万円を受給することができました。これも社長が、中長期的視野に立って、申請し続けた結果です。一度だけ申請し、ワクワクしながら結果を待つもの悪くありません。しかし、この事例にもあるように、一度だけではなく何度か申請し続けることが重要だと思います。
助成金を申請して駄目だったとしても、あなたの"会社"が否定されたわけではありません。たまたま現在行っている"事業"が助成対象にならなかっただけのことです。だから何度でもチャレンジしましょう!
(吉田学・資金調達コンサルタント)
































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