奇跡はなぜ起きるのか。奇跡を意識的に起こすことはできるのか
ニュース 更新:2005.12.02(金)
今、ネパールでは一人の少年の行動が騒動を呼んでいる。この6ヶ月間、何も口にせず瞑想を続けているというのだ。現地では彼のことを「ブッダ」の生まれ変わりだ口々に言い、毎日瞑想を続ける少年のもとに一万人近くの人が集まっているという。
人が一切、のまず食わずで半年も生きることができれば、それは「奇跡」以外のなにものでもない。ブッダの生まれ変わりはともかく彼は本当に奇跡を起こしているのか? ネパールの地方当局は宗教委員会や科学者に少年の謎を解明するよう要請しているという。
また、アメリカのカリフォルニアのある教会に設置されているマリア像が先月末から「血の涙」を流していると評判になっている。一度、拭かれたものの、すぐにまた涙を流しているのだという。石膏で作られたマリア像が本当に涙を流しているすれば、これも奇跡であるのは間違いない。
実のところ、これらは本当の奇跡かどうかは不明だ。ネパールの少年は、24時間監視しているわけではないようで、本当に「飲まず食わず」なのかは疑問が残るといわれ、マリア像に関しては、イラク戦争に反対する人間のイタズラとも言われている。多くの場合、その周辺の人の思惑が「奇跡」を創りだすことがある。また実際には奇跡と呼べるものでも、偶然の産物に過ぎないものも多い。
しかし、本当の奇跡もある。今年の夏にアメリカは奇跡で沸いた。20年前に交通事故に遭い、その後昏睡状態にあった女性が20年ぶりに意識を戻し、話ができるようになったというのである。これは本当の奇跡としかいいようがない。
偶然が生んだ奇跡と本当の奇跡の違いは何か。それは「奇跡」を信じて信念をもち、行動をした人がいるのかいないのかということである。アメリカの少女の話でいえば、医療スタッフがあきらめかけたのを彼女の両親とセラピストが必ず復活するという「奇跡」を信じ、その信念の行動を20年間も続けたことが本当の奇跡を生んだ。
また、スポーツでも土壇場で「奇跡の逆転」がおきることがある。それは負けているチーム (選手)が最後の最後まであきらめず、「自分が勝つ」という信念を持ちつづけているからこそ奇跡の大逆転がうまれるのである。
信念を持ちつづけたからといって奇跡が必ず生まれるわけではないが、信念がない行動には奇跡は起こりえない。運よく大逆転で目標を達成する人間もいる。しかし、それは単なる偶然であり、「幸運」に過ぎない。そこには「天と地」ほどの違いあるのである。
































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