去る6月3日(木)、石橋会計事務所(青森県八戸市)の事務所見学会が開催された。当日は全国から税理士が集まり、同事務所の巡回監査の仕組みや使っているツールが公開された。
石橋会計事務所の最大の特徴は「顧問先担当制がない」こと。職員が特定の担当を持たず、全顧問先を石橋博仁所長税理士が巡回し、月次決算の作成を職員が行う。その際、同じ職員が同じ顧問先の月次決算を毎月担当するのではなく、ローテーションで実施。顧問先の立場でみると、月次決算を組む人間が毎月替わる。と同時に、職員は全顧問先の月次決算を組む機会がある。
見学会の参加者から「会計事務所にとって革命的な考え方だ」という声がもれるほど斬新な仕組み。もともとの背景は、全職員が採用時に未経験だったことにもあるが、最大の目的は業務の俗人化をなくすためにあるという。
その前提にあるのがチェックリストの整備。チェックリストが充実しているから、どの顧問先を誰が担当しても問題がなく、業務の平準化が図れるのだ。
チェックリストは石橋氏と職員とで一緒に作成。主に職員たちが中心となって作った。
「ミスや問題が発生したり、内部チェックでトラブルが起きることのないよう、チェックリストは改善に改善を重ね、現在の形になりました。今まで50回以上改訂したのではないでしょうか。当事務所には学生アルバイト時代から勤務している若手社員がいますが、彼が学生のときに自動車修理工場の決算を組み、税務調査で申告是認を獲得したことがありました。これこそまさにチェックリストのたまもの。とってもうれしかったですね」(石橋氏)
ほかにも経費関連の自作ツールが顧問先に好評を博している。決算終了時に固定費・変動費を分析したシートを提示。「わかりやすい」と評判だ。
今回、その石橋会計事務所のチェックリストの一部を「会計事務所経営研究会」で公開していただきました。PDFファイルのダウンロードができます。













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